Steamer Lane Studio放課後プロジェクト

ChatGPTによりSEO対策は変わるのか

afterpj ChatGPTによりSEO対策は変わるのか

勤め先のサイトの企画から制作・SEOから運用=コンテンツマーケティングなんかを日々職務として行っている(当スタジオの活動もしてますよ!)。
BingやGoogleでChatGPTが稼働して以来、ChatGPTによりSEO対策が変わるとか新たな施策をとか耳にした。
正直そんな記事を目にして「え?」と思いました。自分でChatGPTをまだそれほど使ってはいないが、少なくともライティングでは句読点が多すぎと感じる以外はできた文章を書いてくれたが、検索ではなかなか無意味だったからです。
Bingのものは具体的なサイトリンクを伴う回答が出てくるが、なんだかちょっと的外れな感じ。具体的には絞り込めていないから普通に共起語検索してスニペット見ながら見るか否かと今まで通りの方が解りやすかった。ならGoogleか同じエンジン使っているYahooでと思う。
ChatGPTによりSEO対策は変わるのかGoogleに関しては具体的なサイトリンクなど出てこない、そこで(悪戯心満載)直接GoogleのChatGPTにGoogle検索との関連などを聞いてみた。
解答は検索エンジンと関連はなく、ホームページを評価する機能を有しないとのことだった。
画像はそのやり取りをキャプチャしたもの、無駄な行はご容赦。
特定のサイト名を入力しても、
“サイト名 is not a well-known term or concept in the context of general knowledge or widely used acronyms. It’s possible that you are referring to something specific or a niche term that I am not familiar with. Could you please provide more information or context about what you are referring to? This will help me provide a more accurate response.”
とサイト名を文脈として扱われた。
“that’s web site well”とホームページだと入力すると、
“I apologize for the confusion. Without specific information about the website you’re referring to, I’m unable to provide a detailed response. “サイト名” could be the name of a website, but without further details, it’s difficult for me to provide specific information or context. If you could provide more details about the website or any specific questions you have, I’ll do my best to assist you.”
と、そのサイトの情報が無いと身も蓋もない解答だった。

-関連-
SGE(Search Generative Experience )について少し。
こちらは検索にかかるもので現在プレビュー版のみ利用可能で本格運用はまだ。
個人的に使用経験はない、使用した方の話だとチャットで会話形式で絞れるが、回答はコンテンツ元からの引用ではなく関連コンテンツを幾つか並べるとか。
コンテンツを引き継いで会話できるのはChatGPTと同様だそうだが、まだプレビュー版で複雑な言語である日本語対応となると公開はいつになるやらですかね。
これに関しても対策の基本はコンテンツの充実は外せないでしょう、Bardがソースもコンテンツも示していない現状を考えれば、何か特段の対策が要るとは思えません。現状では通常の検索がベターではなくベストでしょう。

何か新しいモノ・コトができると素人相手にそれをネタに、特にWEBやネットの業界では危機感などを煽りながら売り込んでくる方(企業な)が出てくるが、現状ホームページにおけるChatGPT対策はない。対策のしようがないのだからする必要がないということ。
仮にChatGPTがネットを参照してその参照元を紹介する=検索対策を行うようになったとしても、Googleの言う内容のユーザーが満足する内容のページ造りをすれば済む事。
現在のGoogle検索アルゴリズムの中で主たる評価対象の一つがコンテンツの良否であるので、地味に良いページを作ればChatGPT対策にもなる。
前述したコンテンツにはコンテンツマーケのコンテンツも含むが、そのライティングにChatGPTを使うのは良いかもしれない。

そこでChatGPTにとある市でホームページによる(販売しているサービス名)集客をするが、どんなスニペットを書いたら良いか、と投げかけた。
するとタイトル・説明(131文字だったので多分descriptionかな)にコンテンツとして(サービス名だけでよく作るなと感心した、4項目の)特徴と問合せ案内の短文とコール・トゥ・アクションまで作ってくれた。
そして
“スニペットは短いながらも興味を引くような内容や特徴を示すことが重要です。(サービス名)に対する理解と共感を示し、心のケアやプライベートな雰囲気を強調し、丁寧なサポートをアピールすることで、〇〇市での(サービス名)集客に効果的なスニペットを作成できます。”
ともアドバイスが来た。

そこでスニペットは丸ごと使って今、検索順位からなにからどうなるのか変化を待ってる。ただ実験するだけのキーワードにより1ページ目ギリのサイトだから効果測定にはイマイチ向かない気もするが、運用中の勤務先のサイトで上位表示されているものを実験台にするわけにもいかないのでそこはご理解を。