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構造化データとは?概要と役割、搭載のメリット
最終更新日: 2024年8月15日
構造化データとは
構造化データとは、Webページのコンテンツを、検索エンジンがより正確に理解できるようにするためのデータ形式です。
人間が読む文章に加えて、機械が読み取れる形で、ページの内容を記述することで、検索エンジンはページの構造や意味をより深く理解し、より適切な検索結果を表示できるようになります。
構造化データの役割
検索結果の表示形式をリッチにする:
構造化データを使用することで、検索結果に星評価、レビュー、画像、価格などが表示される「リッチスニペット」と呼ばれる、より魅力的な検索結果を作成できます。
検索エンジンへの情報の伝達:
検索エンジンに、ページのコンテンツがどのようなものであるかをより正確に伝えることで、検索エンジン最適化(SEO)に役立ちます。
音声検索への対応:
音声検索は、構造化データによってより正確な情報を提供できるようになります。
その他のサービスとの連携:
構造化データは、検索エンジンだけでなく、他のWebサービスとも連携し、より高度な機能を実現することができます。
構造化データを搭載するメリット
クリック率の向上:
リッチスニペットは、通常の検索結果よりも目立ちやすく、クリック率の向上に繋がります。
コンバージョンの向上:
商品ページに構造化データを導入することで、商品情報がより分かりやすく表示され、購入に繋がる可能性が高まります。
SEO効果の向上:
検索エンジンからの評価が高まり、検索順位が上昇する可能性があります。
ユーザー体験の向上: 構造化データによって、ユーザーはより簡単に必要な情報を見つけることができるようになります。
構造化データの例
レビュー: 商品やサービスのレビュー数を表示
レシピ: 料理の材料や調理時間などを表示
イベント: イベントの日時や場所を表示
製品: 商品の価格や在庫状況を表示
構造化データの記述方法
構造化データは、HTMLのheadタグ内に記述します。
記述には、Schema.orgで定義されたスキーマを使用します。Schema.orgには、様々な種類の構造化データを記述するためのスキーマが用意されています。
例:商品ページの構造化データ
<script type="application/ld+json">
{
"@context": "https://schema.org/",
"@type": "Product",
"name": "商品名",
"image": "商品画像のURL",
"description": "商品の説明",
"brand": {
"@type": "Brand",
"name": "ブランド名"
},
"offers": {
"@type": "Offer",
"priceCurrency": "JPY",
"price": "1000",
"availability": "https://schema.org/InStock"
}
}
</script>
例:コンテンツページの構造化データ
<script type="application/ld+json">
{
"@context": "https://schema.org",
"@type": "Article",
"headline": "構造化データとは?SEOに役立つ仕組みを解説",
"image": [
"https://example.com/image.jpg"
],
"datePublished": "2023-11-22",
"dateModified": "2024-04-04",
"author": {
"@type": "Person",
"name": "山田太郎"
},
"publisher": {
"@type": "Organization",
"name": "株式会社サンプル",
"logo": {
"@type": "ImageObject",
"url": "https://example.com/logo.png"
}
},
"description": "構造化データとは、検索エンジンがWebページの内容をより正確に理解できるようにするためのデータ形式です。この記事では、構造化データの役割やメリット、記述方法について解説します。"
}
</script>
まとめ
構造化データは、WebサイトのSEO対策やユーザー体験の向上に欠かせない要素です。
構造化データを導入することで、検索エンジンからの評価を高め、Webサイトの集客力向上に繋げることができます。