trivia
Webマスター達観2024 10月 SEOキーワードの扱い
最終更新日: 2024年10月29日
制作から運用はもちろん、SEM・SEOやリスティング出稿なども行い集客をしているWebマスター職として感じたこと。
複数の、制作から管理などを行っているサイトがある。
それぞれネットマーケティングを行いSEOも行っている。GoogleがYahooも含んで検索シェアの90%以上を占める日本において、ネット世界でのマーケティングのおいて、ある程度安定的に上位表示させているものが多い。
これらサイトは事業規模が比較的小さいので地域を絞りやすいってことが大きな要因だと思うが、兎に角結果が重要視されるから商品・サービスのキーワードと地域/自治体などでの検索で上に来るように対策していた。
これまでGoogleのアップデートでも微々たる上下変動しかしなかったが、いくつかのサイトがこの夏のアップデート以降順位を落とした。共に3位から10+となり1ページ表示から2ページ目になった。
SEOの施策としてはやれることはやっているので、改めてやれることは少ない。ただ更新頻度が落ちていたことからあまりやっていなかったコンテンツマーケに倣ったコンテンツ/ページを作成しアップ、またwiki風に商品・サービスのページの文章内特定のキーワードに対し作ったコンテンツ/ページへのリンクを貼り、内部リンク加増とうんちくページへのリンクによるユーザー満足度アップ(どうなのか解らないけど)と判定される様に改修した。
だが2ケ月経っても順位は上がらずで芳しくない。確かにこの間競合サイトも順位変動をしていたが、サイトによっては変動が極小さいものもあるので変動しないサイトとの差分を検証してみた。
もちろんDP・DAなどベースの差はあるが、何が違うってこれといったものは判然としなかった。
だがちょっと気付いたのが、語彙は概ね同じでも単語が違うと明確に違うと判定されているのではないかということ。
特に日本語では語彙が同じでも言い回しが異なる、そんな単語などが多い。以前は語彙が一緒であれば単語が異なっても厳密な判定をされていなかった。
故にロングテール的に複数の言い回しで記述したりまた、担当者やクライアント要望(言い方に拘る人結構いる)から検索ボリュームが少なくても記述していた。
これらを精査し、まずサイトの本質=タイトルや扱う商品・サービスに合う単語を探し、その中から検索ボリュームの多い単語に絞ってぶれの基を無くす、類語もカテゴリ的に上位に来るならそういう文で使えるものを精査し、サイトにマッチしたキーワード・単語を選んだ。
そしてそれらキーワードを使った文を作り、そのサイトで扱う商品・サービス・ブランドを表すような形キャッチや文章を修正・変更したところ順位が戻ってきた。
従前の高位まではまだ戻らないものもある、特に最近は修正に対するGoogleのレスポンスが早くなったことからPDCAサイクルを回しやすくなった。
修正するうえで注意したいのは、前提としてスパム判定されないような自然な文章となること必須、単純なキーワードの多寡は関係ないが、サイト全体を見た際のキーワード絞り込みで多少は改善されるだろう。
今回行ったのはトップページだけではなく、サイト全体のキーワードの置換を含む。GoogleのAIがどこまで見て判定するか解らないが、ページ単位のSEO/置換ではなくサイト全体でやるべきと判断した。
Wordpressを使っているから投稿に関するものはプラグインで置換は容易だった、CMSを使っているならサイト全体をみた方が間違いないと思う。
絞り込みだけでもある程度の結果はでるが、共起語ベースでサイトを表す文を作りキャッチや文章を置き換えると良いようだ。
Googleのアルゴリズム変化だが、その変化よりもシステムに不具合があるのではと思う。
それは最近特に思うが、文章読みが基本のコンテンツ判定において和文を英訳して判定していてそこには誤訳やニュアンスの未理解が存在すると感じる。
これはGoogle広告でのポリシー違反の誤認でサポートとやり取りした中で、英訳したものを評価しているだろうと確認しても否定しないこと、文化的な差異を考慮しないで文脈を判定しているであろう判定結果からだが、GeminiAIなど含むGoogle全体にそう感じることが少なくない。
システム上おかしな判断をするものがシェア90%を占めるという前提で、またキーワードもより完全一致に近づけるのがベターなやり方だろうと思う。
※文章や単語の単位に基づく。単語・文節・文・段落・文章。キャッチコピーは文にあたる。
文節は単語に送り仮名などを合わせたもの、私・私は・私の、といった形でそれぞれ英訳すればI(me)、I am、Myとなり語彙が異なってくる。