trivia レンタルサーバーうんちく「KAGOYAライトプラン専有」サーバーの使用感・不具合とその顛末 作成日: 2026年6月9日
サーバーはサイト運営においてはかなり重要です。
重要なのはコストですが、使用・サイト運営要件に対するパフォーマンスを考慮したコスパが最重要となるのは言うまでもありません。
ここでは当studioが利用しているKAGOYのライトプラン/1コア4GB専有の使用感・不具合を、経験に基づいた感想と合わせて書いています。
選んだ要件
過去にcoreサーバーやxサーバーも使用していました。
xサーバーは利用者も多く好意的な意見も多かったようですが、当方2000~3000ページからなるMovableType(以下MT)によるサイトも運営しており、共有では時間帯によりリソースひっ迫しMT更新(投稿)がタイムアウトすることも少なくなく、滅多にやらないが全体または全投稿の再構築ではタイムアウトが頻発したことから以降の運営上サーバー移転は必須となりました。
費用では月額が2000円内を考えたが、一部VPSを除くとKAGOYAのライトプラン以外該当するものがありませんでした。
VPSも検討したが、サーバー知識が拙いとどうなのかという不安から検討外、ほぼ一択でこのサーバーに乗り換えました。
移転後
数千ページのMT再構築、その前のXサーバーでは40分かかるのもザラでしたが、このサーバーでは20~30分。複数サイトで同時に再構築をするとタイムアウトするが、全体または全投稿再構築など滅多にやらないことなので特に問題はありませんでした。
サポートは人によりけりで、良い担当にあたると納得できるがそうでない方にあたると良い気がしないことも有りました。
サービス全体としては、とにかく案内不足が酷く移転後の各種設定で、KAGOYAサイトのマニュアルを見ても情報が古いなどはザラで、ライトプランがまだ新しい頃だったのでとても不便でした。
また、ファイルマネージャーは無く、phpmyadminもユーザーがインストール(ほぼ置くだけですが)しないと無いのでVPSには知識が拙いからこの専有プランとして利用しても、一般的なレンタルサーバーよりハードルは高くなります。
パフォーマンス
流石専有といった感じで、MTサイト複数(といってもマルチ式でサイトは2)、Wordpress(以下WP)サイト複数運用し、アクセスは多くても100/日あればいいかなといった程度であれば何も問題はないですね。
数千ページのサイトが静的なのでアクセスによるサーバー負荷が低いことも、比較的良好な状態で使えた要因かもしれません。
今回、当報告を書くに至った事件・障害
2025年秋ごろよりWPを使ったシステム開発を始めた。
時にコードミスで無限ループを起こし、サーバー停止となることもあった。
専有なので良かったといったところだが、昨秋10月に無限ループした際は通常140程度が上限のプロセスを25程度に下げられた。
当時サポートからは高負荷だから上限下げたと言われ、それも仕方ないと思っていた=サーバー知識が拙い故だが、1か月以上その状態が続いた。
25から140になったのは、開発を行う中でサーバー負荷を意識するようになったが、プロセス制限がかかった中では開発に差しさわりがでるようになったことから戻すようにサポートに冀ったからだった。
140に戻す際、サポート担当曰く「再発の可能性を了承しろ」といったことも言ってきたが、無限ループは無いがそれに近しいことなどは開発中に起きていたので、制限あると逆に開発が進まないことからも了承した。
単なるwebでなくシステム故の問題
システム自体は一か月半程度で完成に至ったが、同時アクセス数が20程度でサーバーが高負荷状態になり、システムがその役割を果たさなくなった。
WPを使ったことが主因、無駄にコアが働くことでajaxが走ってDB忙しい、phpが働くのもとにかく負荷いなる。
システムをプラットフォーム無しで作るのは、その管理画面からなにから設計・制作しないといけない。WPテーマ程度に考えたシステムだが、実用を考慮するとWP機能を一部使ったシステムといった体にしないと間に合わない。
もちろん、原因がサーバー負荷であるので全てajaxDB参照に耐えるサーバーなら何ら問題ないが、明らかにコスパ悪い。
そこで各ページの基礎情報=postmetaのみ参照し、他はjson直ポーリングによるリアルタイム動的情報提供とするように作り直しを始めた。
WPが未だに抱える不始末
もともとブログエンジンであるが、特にMT有償化以降企業サイトなどでも急速に使われるようになった。
ブログエンジンとしての要件・仕様は、簡単にインストール出来て覚えればコーディングも比較的楽ではあるが、その汎用性が無駄にサーバー負荷をかける諸悪の根源でもある。
最新の7xですら、アクセスすると走るajaxや発生するクエリに無駄が多い。
当該システムの負荷低減にはこれらを無くすことも必要だった。
KAGOYAライトプランの障害
2026年5月27日朝から開発作業の続きを始めようとしたが、管理画面へのアクセスも容易でない。ほかのサイトへアクセスしても全て重く500番台のエラー頻発しどうにもならない状態。
緊急サポートに対応依頼しつつ障害情報を確認すると以下の情報があった。

これは後日復旧後のもののキャプチャだが、驚くのは復旧に7時間以上も要したことだった。AI、ChatGPTやGeminiに検証させたが7時間は異常に長いと解答もあった。
一般的なレンタルサーバーの障害復旧にしてはかなり長い部類で、商用サイトならダメージもあると想定できる。
半日以上作業ができず、ただ復旧を待っていたところ12:00を過ぎたころから管理サイトリロードでの表示が早くなった。
WP管理画面にも容易に入れることから、復旧したと推測し作業を開始した。