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インハウスで行なうSEO対策

service インハウスで行なうSEO対策
最終更新日: 2024年8月14日

まずは自分を知る事

2000年代は当たり前ではなかったホームページ、スマホの普及もあって2010年代から一気に広告戦略の中核となってきました。
近年どの業界・企業でも広告戦略の中心にホームページを置くようになっていますが、実際インターネット関連の広告費は右肩上がりですがTVCMなど既存媒体への投資は概ね大きく下がっています。
故に2000年代はホームページで比較的楽に広告できていたのですが、近年は競合激しくホームページを造るだけではなく適切な運用・対策をしないと認知・訪問すら適わないようになりました。
GoogleAnalyticsサンプル※見本用サンプル画像ですですが多くの商用サイトは広告代理店・制作会社に制作を依頼し、納品後はブログやお知らせなどのアップをするのみとなっているのではないでしょうか。

このページを読んでいる方の多くは何らかのツールを使ってどの程度のパフォーマンスか調べたりしている方が多いと想像しますが改めて、運用するホームページのパフォーマンスがどの程度なのかご存知ですか。
まずはGoogleAnalyticsで確認・把握してみましょう、ホームページへの流入元の解析も可能なのでSNSの効果測定といったことも可能です。
その際の留意点は国内向けのホームページだが海外からのアクセスもある事、トラッキングスパムという悪戯行為によるセッション数の加増もある事です。両者とも国内向けのホームページではデータを不正確にするだけのものでしかありませんし、何よりお客様になり得るものではないのです。
こうした不要なアクセスなどを防ぐにはサイト側で国外からのアクセスを遮断する、GoogleAnalyticsのフィルタ機能を使うなど幾つか方法がありますが、GoogleAnalyticsのフィルタを使用することをここではお奨めします。
その上で正確な数値を元に目標・対策を考えてゆきましょう。

コンテンツマーケティング

ここで書いていることは、正確にはコンテンツSEOに近いかもしれませんね、似て非なるものですが専門のマーケティング屋さんに頼らないでといった部分では、コンテンツSEOの方がとっかかり易いのは事実です。
先ず、未だにページ数加増を主因にブログを書いて集客と言いCMSサイトを提案する業者さんがおりますが、ホームページ/業種や商品との一貫性・関連性の無いブログをサイト内でどれだけ書いても、検索エンジンからの評価は上がるどころか下がる可能性の方が高いので、鵜呑みにせず熟慮のうえ提案を受け入れるか決めましょう。
寧ろページ数が少なくてもサイトとしてコンテンツの一貫性があり価値あるものを掲載しているほうを検索エンジンは好み、紹介=検索結果表示しようとします。このあたりもコンテンツマーケティングと時事折々叫ばれる所以です。
コンテンツマーケティングの基本は訪問者に対して適切で一貫した価値あるコンテンツを提供することですが、そこには良いコンテンツ(できるだけ詳しい商品・サービス紹介)が必須となります。
そのうえで商品・サービス=企業・店舗の売りたいものと訪問者の欲するもの・情報とのギャップを減らす出し方が必要となります。ギャップを減らせば見込み客が購買意識を高めまたLTVを高めることに繋がります。そこにはポジティブなSNSでの情報発信・ポジティブな評価・紹介など、その先に繋がるものも派生します。
例えば入梅前・梅雨時期に雨具を強く出すのと太平洋側でいえば少雨の冬に強く出すのとではギャップの大きさが異なります。また、SEO対策上では検索結果に反映される部分を含め出し方も考慮しなければいけません。
販売店などを紹介(買いやすさをアピール)し(仮に)風速30mでも壊れない台風時期でも安心な傘として出すのと、単に傘売ってますと出すのとでは大きな差が有るのですが、更にその商品・サービスの特徴を余すことなく伝えるのはもちろん、(例で出した傘じゃあれですが)上手な使い方や用い方など購入後のことなどを考え伝えるのも重要です。

ニーズを持った検索者の求めること、または訪問者の理解が深まるコンテンツを掲載し、その要点=キーワードをページ内の要所へ適切に配しGoogleに認識させ検索結果に反映してもらい、ニーズを持って検索を行なった方に認知・訪問・理解してもらう、地味ですがベターな方策です。

文字数は必要か?

SEO対策に文字数、例えば500字以上や500~1000字以上など”都市伝説”的に言われている感があります。
Googleではオフィシャルに文字数が評価基準に入ることは無いと言っています。ですがGoogleの大きな評価基準には『閲覧者のニーズに応えるコンテンツ』があり、コンテンツをしっかり作れば必然文字数は相応の文字数になります。
これは前述したコンテンツマーケティングに通じる部分もあり、文字数が何文字ではなく掲載内容をしっかり組めば必然文字数は増えてくるものです。ですから文字数がどうのではなく、ユーザー目線でニーズをよく考えたコンテンツを作成しましょう、そうすれば文字数など気になくならなくなります。

SEO対策はマーケティングの一部だが他にハード的な施策も必要

業種や商品・サービスに依っては他の様々な媒体との組み合わせでホームページへの導線とすることもあります。
SEO対策とは検索エンジン(現在の日本国内ではYahooもGoogleの検索エンジンを利用していて合計したシェアは90%以上)対策、ネットマーケティング中での認知・訪問を高める手法になりますが、Googleの検索アルゴリズムは進化・変化が早く、何よりオフィシャルなリリース以外評価基準などの詳細を知ることは不可能といえます。

Mozサンプル※見本用サンプル画像ですただ、これまでのリリースや多くの人の調査・経験などから解ることもあります。
その一つにSEO対策にはドメインの価値(Domain authority)やページの価値(Page authority)を上げるための施策も必要で、例えば有効な被リンクを増やす(一時被リンクの重要性が酷く落ちた時期がありましたし、例え有効で無い被リンクもサイトへの導線とすれば必要なものです)ことがそれにあたります。
それとSSL化はやっておきましょう。SSLとは暗号化通信の事で、ホームページのURIがhttpsから始まるようになるものですが、Googleは検索アルゴリズムの中でSSL化されているか否かを一つの評価基準としています。
SSL化はサーバーに依る部分が大きいですが、無料のものからありますので出来ることはやっておきましょう。

このあたりのコンテンツに依らない対策には裏技も存在しますが、Googleは多くの裏技を看破しペナルティを科したり、それ以前にアルゴリズムの変化により対策そのものが無意味になる場合もありました。
インハウスのWeb担当をやっていると多くの業者から様々なSEO対策またはそれに類似した提案をされますが、理論的に裏技に近いものや永続性に欠け何より大雑把で理論的で無い提案ばかりでした。それでいて費用は年額にすれば決して小さいものではないので、そういった業者さんの話しはとりあえず聞き流しておいて基本的な事をやるだけやってから考えましょう。

インハウスでも比較的容易にできるポータルサイト・情報サイトなどへの登録・掲載(リンクを貼る)=導線の確保、多くいわれるタイトルタグ・(ページの)説明タグ・大見出し(h1)に適切な文章/キーワードを配す、まずこれら最低限の施策を行ない、数ヶ月のスパンで結果を見て検証・変更を施しブラッシュアップするのです。

キーワードについて

キーワードはSEO対策で多く使われる言葉ですが、業種・商品・サービス名が多くの場合主たるキーワードになると思います。プラスそれに販売店所在地、自治体名などを組み合わせることも多いでしょう。
googleAdwordsサンプル※見本用サンプル画像ですこのキーワードの組み合わせを共起語と言いますが、その組み合わせにより競合激しいものになったり比較的競合性が低くなったりもします。当然競合性が低いほうが検索上位表示されやすく、認知の部分では有利になりますが、競合性が低い場合は検索数が少ない=マーケットが小さいことが要因であることも少なくありません。
また、売りたい・出したいものとニーズが一致していないこともありますので、GoogleAdwords(Google広告)のツールなどを使って検索ボリュームを調べます。競合性という項目がありますがこれが高ければ競合性が高いという一つの目安にもなりますので、こうしたツールを使い出す側とニーズの合致するものを絞り文章化し必要なタグに配します。
※当スタジオのパッケージはhtmlタグに埋め込まれる重要なタグを管理画面から記述・修正可能にしているのでインハウスで修正可能です。

ここまで説明がくどく長くなった気もしますが、インハウスでSEO対策をやったらここまでのことはほんの初歩でしかありません。
ただ間違いないのは正しく商品・サービス紹介などを行なっていれば多かれ少なかれ効果が現れてくることです。
インハウスでSEO対策のPDCAを回し効果をとお考えの企業・店舗様へは運用相談も承りますのでお気軽にお問合せください。

コンテンツマーケティングについて

近年(追記2024年)SEOコンサルなどからSEO対策でのコンテンツマーケティングは不要といった見解・指導をいただきました。
これまでの「ブログを書いて集客」といった一点のみを見てのもので、どこかの制作会社がCMSサイトを売るために「ブログ書いて集客」という売り言葉を用いていることには反対ですが、それを広げてコンテンツマーケティングは不要というのは暴論だと思いました。

広告する商品なりなんなりに対する、単なる商品紹介以外での切り口などによる案内は永劫無くならないと思います。
SEO上だってトラフィックの加増などプラスの面はあるし、やはり導線としての入り口は複数あった方が良いでしょう。
特に最近のアルゴリズムは「特化」「専門性」の評価が高く、一つのページにキーワード詰め込むより分散・特化したページの相互リンクがベターとなってきています。
Googleの表向きの言い様は「ページ数の多寡に依らない」「文字数の多さに依らない」といったことがありますが、結局ユーザーのLTVを上げるページ・サイトを作ればどちらも増えてくるものであり、ページ後毎に特化したコンテンツを求められるのであれば、別の切り口の紹介・案内としてのコンテンツマーケティングは必要でしょう。